息子は生後3ヶ月でキャンプデビュー、3歳までに50泊以上を経験。娘は生後2ヶ月でキャンプデビュー、毎日山でお昼寝。そんな2人の子どもを抱えながら、赤ちゃんも安心!夜泣きOK「リスッコ・ファミリーキャンプ場」を作っている、森永ファミリーのママことエミリーが、自身の経験に基づき、赤ちゃんキャンプの完全マニュアルを作りました!
赤ちゃんをキャンプに連れて行く際に最も考えるべきことは、赤ちゃんに合わせた計画と装備です。
赤ちゃんに合わせた装備は、①持ち物、②服装、③キャンプギアの3つを考える必要があります。
ただでさえ持ち物が多く、忘れ物をしないなんて無理と言っても過言ではない、キャンプ。
そこに更に”赤ちゃんとの”キャンプとなると、一体どれだけ準備しなきゃならないんだ?と途方に暮れそうですよね…。
今回は、①持ち物として、赤ちゃんのお世話に必要なアイテムをまとめました。お世話は、授乳、ミルク、離乳食、朝寝・昼寝、夜泣き、トイトレです。
赤ちゃんの寝袋や椅子などは、③キャンプギアで紹介しています。
忘れ物を防ぐ考え方
結論、赤ちゃんとのお泊りセットがあれば十分です。
と言われても、お泊りセットって、なんやねん!てなりますよね^^;
基本的には、マザーズバッグと、そこに補充するものの延長線で考えると、忘れ物を減らすことができます。
というのも、お泊りと言っても、キャンプではお風呂もシャワーも入らない前提で、1泊であれば服も着替える必要がない、くらいの気持ちで行ったほうが楽です。
お風呂に入れるとなると、男女別の浴場では完全ワンオペになり、慣れない浴室で孤軍奮闘しなければなりません。
上がってからも、湯冷めの心配や、着替え、保湿に加えて、自身の着替え、保湿…ゆっくり温まって疲れをとるどころか、苦労を増やしてしまうだけ。
真夏で汗が気持ち悪ければ、お尻拭きで全身拭けばOKくらいの心持ちをおすすめします。
マザーズバッグ
マザーズバッグの中身は、人によって違いがあるかもしれないので、念の為、確認しておきましょう。
- 授乳ケープ
- 哺乳瓶
- お湯
- 湯冷まし/赤ちゃんの純水
- ミルク
- 離乳食セット(フード・スタイ・器・スプーン)
- オムツ
- お尻拭き
- オムツ用ゴミ袋
- タオル
- 予備のタオル・着替え1セット
- おしゃぶりやおもちゃ
こだわりのマザーズバッグや、ちょっとしたTIPSはこちら▶マザーズバッグと中身を大公開!軽い・小さめショルダーがおすすめ
マザーズバッグ以外の持ち物
マザーズバッグの中身の中での消耗品を考えると、補充するために持っていく必要があるものが見えてきます。ミルクやオムツ、お尻拭きなどです。
ミルクは、必要量を小分けにしておくと、お湯と水をいれるだけで、すぐに調乳できるので便利です。詳細はこちら▶キャンプでも!お出かけでも【ミルクの作り方】準備はお湯と水だけ?便利セットと冷まし方
お尻拭きはウェットティッシュとしても使えるので、重宝します。ケースに入れて、どこでもぶら下げられるようにしておくと使いやすいです。詳細はこちら▶ファミリーキャンプで、あると便利なグッズ【厳選小物3つ】
オムツは、かさばりますが、多めに持っていくに越したことはありません。なぜかキャンプのときに限って💩が爆発したり、足りなくなってドラッグストアに行く道すがらパパが事故ってエクストレイルを廃車にしたこともあります(;^ω^)災害時用の方法で、ビニール袋で自作したこともありますが、漏れないか気が気でなかったです…
そこで忘れてはいけないのが、哺乳瓶消毒グッズ。哺乳瓶自体は使ってもなくなりませんが、1回使ったら消毒しなければならないので、1泊でも必要になる場合が多いかと思います。
哺乳瓶の消毒方法は、忘れ物を最小限にするために、煮沸をオススメしています。必要なものが、鍋・コンロ・トングと、そもそもキャンプで使うものなので、特別に準備する必要がないからです。詳細はこちらで解説しています▶キャンプで赤ちゃんの哺乳瓶消毒は煮沸がオススメ!便利グッズも
また、タオル・着替え類も、使ってしまうと替えが必要になります。タオルは、普段使っているサイズを3枚くらい。少し大きいフェイスタオルやバスタオルも1枚入れておくと、濡れてしまったときはもちろん、タオルケットやシーツ代わりにもなるので、何かと便利です。
着替えは、基本的に2セット。防寒着と靴も2セット必要です。詳しくは、こちらの記事で解説しています▶キャンプでの赤ちゃんの服装【決定版】これさえあれば!
持ち物一覧
以上をまとめると、持ち物一覧の完成です!
こう見ると、途方もなく感じたキャンプの準備に、すぐに取りかかれそうですね!
- マザーズバッグ
- 哺乳瓶消毒グッズ
- オムツ
- 着替え
- タオル
マザーズバッグ以外の持ち物は、大きな一つの入れ物に入れて「赤ちゃんのお世話セット」としておくと、便利です。
何か物が必要になったときは、まずマザーズバッグ。そこにもなかったら、その入れ物を見ると、必ず見つかるはずで、物が迷子になることがないからです。
また、赤ちゃんの移動・補佐手段として、必要があれば、以下も忘れずに。
- ベビーカー
- 抱っこ紐
- チェアベルト(サービスエリアや飲食店などで便利)
ベビーカーは積載は増えますが、椅子代わりはもちろん、設営・撤収中もお昼寝ができたり、大活躍です。
お世話ごとのTIPSと便利グッズ
赤ちゃんに必要なお世話によって、持ち物も変わります。お世話ごとのお役立ち情報やあると助かる便利グッズをご紹介します。
授乳
授乳ケープは使ったことがありません^^; 車内やテント内などのプライベート空間で授乳することが多いので、ごにょごにょとやって、一応上から服をかけています。その際の注意はこちら▶授乳で絶対やっちゃダメ!キャンプやお外では危険な、あの行動
なるべく普段と同じ体勢で授乳するのが1番楽ですが、授乳クッションは、大きすぎて車に乗らない場合が多いかと思います。その際に便利なのが、大きめのキルトシーツ!広げてマットにしたり、丸めてクッション代わりにしたり、おくるみにも。詳細はこちら▶キャンプでも公園でも!テントで赤ちゃんに授乳するコツと便利グッズ
ミルク
腹持ちもよく便利なミルクですが、荷物や手間はめちゃくちゃ増えます。楽をするために、少しお高い便利グッズを使うのも、アリだと思います!
調乳を省略したい場合は、液体ミルクを使えば、アタッチメントと乳首をつけるだけ/哺乳瓶に移し替えるだけですぐにミルクがあげられます。液体ミルクを使わない方法はこちら▶キャンプでも!お出かけでも【ミルクの作り方】準備はお湯と水だけ?便利セットと冷まし方
消毒を省略したい場合は、使い捨て哺乳瓶にすれば、洗う必要もありません。使い捨てとまではいきませんが、リーズナブルな哺乳びんインナーバッグという選択肢もあります▶哺乳瓶消毒を減らす、便利グッズ!カネソン哺乳びん用インナーバッグの使い方
消毒は前述の通り、煮沸をオススメしています▶キャンプで赤ちゃんの哺乳瓶消毒は煮沸がオススメ!便利グッズも
煮沸のコツもまとめてありますので、ご自身でできるイメージが持てるか、参考にしてみてください▶キャンプで大活躍!赤ちゃんの哺乳瓶を煮沸消毒するコツ5つ
朝寝・昼寝
ベビーカーが便利です!テントの設営・撤収に関係なく寝かすことができ、お散歩やお出かけにも使えます。
チャイルドシートだと、温度調整ができなかったり、荷物の積み下ろしで起こしてしまったり。
アウトドア用のキャリーワゴンで寝かせる人もいるようですが、わざわざ寝かせるためだけに持っていくには汎用性がなく、駐車場からサイトまで荷物を運ぶのにも使うと、その間は朝寝・昼寝ができなくなってしまいます。
離乳食
基本的に必要なのは、フード・スタイ・器・スプーンの4つです。
フードは、離乳前期は粉をお湯で溶くタイプだと、ミルク用のお湯を使えて便利です。大きくなってベビーフードを使う場合は、かさばり湯煎しにくく割れる瓶よりも、パウチがオススメです。詳細はこちら▶キャンプで離乳食の温め方 100均アイテムで温める簡単・時短な方法
スタイは、使い捨ての紙エプロンが便利ですが、自分で引っ張ってちぎってしまう子は、慣れているものを拭いたり洗ったりしましょう^^;
スプーンは、ケースがあると衛生的です。
夜泣き
こればかりは、どんなに対策しても、どうにもならないから困るんですよね…。我が家の対策はこちら▶うるさい!迷惑!と言われないために…キャンプの夜泣き対策
ただ、ファミリーキャンプ場を選ぶことで、お互い様という気持ちになれます。参考▶コテージはダメ?【赤ちゃんキャンプの計画】①キャンプ場の選び方
対策にベストを尽くした上で、夜泣きしてしまったら・・・車に避難です!!▶キャンプ場で、赤ちゃんが夜泣きしちゃった!どうしよう?
トイトレ(トイレトレーニング)
早い人は1歳半からチャレンジしますよね。ただ、キャンプに限っては、ぶっちゃけオムツのほうが楽(;^ω^)
キャンプは特別だからって、理解してオムツを履いてくれればいいのですが…。
トイレに連れて行かなければならない場合は、トイレに近めのサイトを予約しましょう。近すぎると人通りが気になったり、消灯まで電気がついていて明るすぎたり、トイレのグレードによっては匂いを感じることもあるので、注意が必要です。
また、幼児用トイレや、子ども用便座があるキャンプ場もあります。幼児用トイレが少ないと、前の人が長くて待ち切れないこともあるので、子どもが行きたいという前に、習慣的に連れていきましょう。
次は・・・
赤ちゃんの服装を考え、着替えもパッキングしましょう!