自分にあったキャンプスタイルが決まったら、いよいよ道具を揃えます。
一般的に、キャンプ道具のことを、「キャンプギア」と呼びます。一気にキャンパーに近づいた感じがしますね^^
まだ自分にあったスタイルが見つかっていない方は、先にスタイルを決めましょう。
というのも、スタイルが決まらないまま道具を買うと、必ず失敗します!!
「SNSで見つけたおしゃれなタープを買ったものの、大きすぎて使わなくなってしまった」
「高価な上級者向けブランドのテントを買ったら、設営が難しくて使いこなせなかった」
「今話題のメスティンを買ったが、家族全員分の食事を作るのに時間がかかる」
失敗して買い替えてこそ、一人前のキャンパーだという考え方もあるようですが、そこそこ値段の張る買い物なので、失敗しないにこしたことないですよね。
一概にキャンプギアと言っても、スタイルによって種類は様々、特徴は千差万別なので、自分のスタイルに合ったものを選ぶ必要があります。
スタイル①王道・キャンプのギア選び
王道・キャンプの特徴は、駐車場とサイトが離れた場所にあり、設営・撤収時に全ての荷物を運ばなければならない点です。
そのため、荷物は最小限に、ギアはコンパクト・軽量なものを選ぶのがポイントです。
スタイル①王道・キャンプで揃えるキャンプギア一覧
- テント
- グランドシート(地面とテントの間の敷物)
- マット(寝床の下に敷くマットレスの代わり)
- 寝袋
- 椅子
- テーブル
- ランタン
- コンロ
- 調理用品
どうでしょう?意外と少ないと感じますか?それとも、多いでしょうか?
最初から全て揃えると、5~10万円になってしまうので、レンタル用品を活用したり、ピクニックにも使えるものから購入するのがおすすめです。
スタイル①王道・キャンプギアの揃え方のポイント
スタイル②オートキャンプのギア選び
オートキャンプの特徴は、車をサイトに横付けできるので、荷物の運搬が楽な点です。
そのため、大型テントや居住性・快適性を追求したギアを選ぶことが可能になります。
ですが、いろいろ買い揃える楽しみは、後に残しておいて、まずは最小限からスタートするのがオススメです。
一度キャンプを始めれば、キャンプ場に行くたびに、他のキャンパーのギアを見る機会ができ、そこで欲しい物があれこれと増えるはずだからです。笑
なので、揃えるギアやポイントは、基本的に王道キャンプスタイルと一緒です。
スタイル②オートキャンプで揃えるキャンプギア一覧
- テント
- グランドシート(地面とテントの間の敷物)
- マット(寝床の下に敷くマットレスの代わり)
- 寝袋
- 椅子
- テーブル
- ランタン
- コンロ
- 調理用品
どうでしょう?意外と少ないと感じますか?それとも、多いでしょうか?
最初から全て揃えると、5~10万円になってしまうので、レンタル用品を活用したり、ピクニックにも使えるものから購入するのがおすすめです。
スタイル②オートキャンプギアの揃え方のポイント
スタイル③キャビン・バンガロー泊のギア選び
キャビン・バンガロー泊の特徴は、テントの代わりに簡易的な小屋に宿泊する点です。
どの程度簡易的かと言うと・・・たいてい、二段ベッドにマットが敷いてある程度です。エアコンがあっても、壁に断熱材が入っていないと、外気温の影響を受けやすいので、温度調整は必要です。
そのため、テントやマットは不要になりますが、寝袋やそれ以外のギアは必要です。
キャビン泊が成功して、今後もキャンプを続ける場合に備えて、どんなキャンプスタイルにも使えるギアを選ぶのがポイントです。
キャンプ場によっても小屋のスペックが違いますが、有名なファミリーキャンプ場を一例としてご紹介します。
スタイル③キャビン・バンガロー泊で揃えるキャンプギア一覧
- 寝袋
- 椅子
- テーブル
- ランタン
- コンロ
- 調理用品
テントがないだけで、急に揃えやすくなった気がしますね!
スタイル③キャビン・バンガロー泊のギアの揃え方のポイント
スタイル④ コテージ(ロッジ・ペンション)泊のギア選び
コテージ泊の特徴は、貸別荘やホテルに泊まるような感覚で、何の準備もせずに利用できる点です。
そのため、ギアは不要です。一般的な旅行の準備をすれば、十分でしょう。
スタイル⑤ グランピングのギア選び
グランピングの特徴は、何の準備もせずに、常設テントに宿泊できる点です。
そのため、ギアは不要です。
ただ、テントで屋外に泊まることに代わりはないので、虫や気温に注意が必要です。夜の冷え込みは、ワンシーズン寒い季節を想定すると安心です。防寒着はもちろん、ホカロンや湯たんぽがゴールデンウィークでも必要な場合があります。
車の積載量は大丈夫!?
キャンプギアを揃えるのに夢中になって、あれ!車に乗り切らない?なんてことも。
キャンプのために車を買い換えるという選択肢は、最初はないはずなので、車の積載量に合わせたギアを選ぶのも重要なポイントです。
セダンや軽自動車でも、工夫次第で行けないこともないですが、今回は、ファミリーカーとして人気なミニバンを例に解説します。
ミニバンにも、SS、S、M、L、LLとサイズがあります。
キャンプの積載に十分なのは、Mサイズ以上の車です。人気のステップワゴンもMサイズです。ちなみに、最近流行りのSUVで積載量がMサイズ以上の車と同等なのは、デリカとランドクルーザーだけです。
ただ、Mサイズ以上であっても、乗車人数によって変わってきます。
どんなに子どもが小さくても、チャイルドシートは大人1人分の座席を必要とするため、子どもが2人以上になると、後部座席に物が積めなくなります。
コンパクトなキャンプギアを選び、荷物を最小限にすることで、今後、家族や荷物が増えても問題なく、また積み下ろしの手間や時間がかからないのは魅力的です。
一方、Mサイズ未満の車の場合は、コンパクトなキャンプギアを選ぶのはもちろんのこと、レンタル用品を活用することで、問題なくキャンプに行くことができます。
いずれにせよ、ファミリーキャンプは、ギア以外にも、着替えなどの衣類や防寒対策、遊び道具などで荷物が多くなりがちなので、キャンプギアはコンパクトなものをオススメします。
次回は、具体的なキャンプギアの選び方、まずは一番大事なテント選びを解説します。