息子は生後3ヶ月でキャンプデビュー、3歳までに50泊以上を経験。娘は生後2ヶ月でキャンプデビュー、毎日山でお昼寝。そんな2人の子どもを抱えながら、赤ちゃんも安心!夜泣きOK「リスッコ・ファミリーキャンプ場」を作っている、森永ファミリーのママことエミリーが、自身の経験に基づき、赤ちゃんキャンプの完全マニュアルを作りました!
赤ちゃんをキャンプに連れて行く際に最も考えるべきことは、赤ちゃんに合わせた計画と装備です。
赤ちゃんに合わせた装備は、①持ち物、②服装、③キャンプギアの3つを考える必要があります。
今回は、赤ちゃんキャンプならではのキャンプギアの選び方や注意点を解説します。
まず、キャンプ初心者の場合、全てこれから購入すると思うので、そもそもキャンプに必要なものってなんだっけ?というところから、おすすめのキャンプギアまで紹介します。
次に、キャンプ経験者の場合、すでに持っているキャンプギアを使えないかと考えると思うので、赤ちゃんがいる場合の注意点や、赤ちゃんのために特別に必要になるものを中心に紹介します。
初心者の場合
テント
カマボコテントなどの、ドーム型テントがおすすめです。
ポールを同じ向きに通して立てるだけなので、設営のイメージがしやすく、寝室と居住スペースの2ルームが作れるので、初心者には難しいタープを張らなくてすみます。
サイズは、赤ちゃんの荷物が多くなるはずなので、大きいに越したことはないです。
我が家では、カマボコテント2を使っていますが、居住スペースには、ベビーカーやストーブを置ける場所もあり、急いでいても狭くて物にぶつかることはありません。また、大きくても、基本的にどこのキャンプ場のサイトでも設営可能なサイズなので安心です。
ランタン
ランタンは、一番明るいメインランタン、次に明るいサブランタン、トイレなど持ち運び用の簡易ランタンを用意するのが鉄則です。
夕食の準備で忙しい時間に、急に暗くなってきて、急いで灯りをつけなければならないときもあるので、一瞬で明るくできるLEDランタンは必須です。
安いLEDランタンは、光量が弱いので、サブランタンになれるような、しっかりとした明るさを担保できるものが必要です。
また、持ち運び用のランタンは、子どもが持ちたがったりするので、壊れにくく安全なLEDランタンが便利です。
我が家では、サブランタン並みの明るさがあり、持ち運びもできてコンパクト、ソーラーパネルで充電いらずのキャリー・ザ・サンが重宝しています!
詳細はこちら▶赤ちゃんも安心!ファミリーキャンプにオススメのLEDサブランタン
マット・寝袋(シュラフ)
赤ちゃんと添い寝することがほとんどだと思います。マットは、シングルサイズを連結できるものがおすすめです。
ダブルなど大きなサイズのマットは、収納サイズも大きく、畳むのも大変です。シングルであれば、子どもが大きくなって添い寝が必要なくなっても、各自使うことができます。
寝袋(シュラフ)は、マミー型というミイラのように足先がすぼまっているタイプではなく、封筒型がおすすめです。
マミー型は温かいのですが、封筒型は、ファスナーを開くと布団のようにかけて使うこともでき、寒くて赤ちゃんの上にもう1枚掛けたいときに便利です。
赤ちゃんは、おとなしく寝袋で寝てくれたりはしないのでw、家で使っている寝具を持っていくのがベストです。
夜は家の中よりも冷えるので、季節によっては外用のカバーオールやジャンプスーツを着せ、布団から出てしまっても寒くないようにしてあげるといいでしょう。
その他の防寒対策などはこちら▶赤ちゃんの防寒って、何が必要?
椅子・テーブル
赤ちゃんがつかまり立ちをする前までは、ハイテーブルだと手が届かないので便利で、更にハイ・ローどちらにもできるテーブルだとなお重宝します。
椅子とテーブルがワンセットに収納できる商品がありますが、サイズが大きく積載しにくい割に、使い勝手が悪く、長くは使えないので、おすすめしません。
赤ちゃんは、お座り前は、地べたにいるので、汚れてもいいつなぎやお砂場着を着せたり、気になる場合はレジャーシート、冷える場合はアルミマットなどの上に乗せてあげましょう。(まぁ、どうせ動きますがw)
お座りできるようになったら、バンボや豆イスなど、家で使っている小さな椅子。歩けるくらいになったら、100円ショップ・ダイソーで400円で売っているアウトドア用の折りたたみ椅子が便利です。
赤ちゃんのキャンプチェアの詳細はこちら▶キャンプで赤ちゃんの椅子って必要? ベビーカー?ベビーチェア?キャンプチェア?否、100均!
コンロ
キッチン台は子どもの手が届かない高さにし、カセットコンロを使うのがおすすめです。
どこの家にもあり(なくても安価で)、扱いなれている場合が多いのはもちろん、燃料も管理しやすく、スーパーでもどこでも手に入るからです。
経験者の場合
テント
テントは、サイズと設営・撤収時間のバランスを見て決めます。
子どもが増えると、一気に荷物が増えるので、大きなテントにしがちですが、その分、設営・撤収にかかる時間が増えます。
設営・撤収を早くしたくて小さめのテントを使う場合は、荷物がテントに入り切らなかったときのために、テントの中で必要なものと車中に置いておけるものを分けておくと困りません。
ランタン
赤ちゃんがいると、夕方はなにかとバタバタ慌ただしくなります。夕飯の準備を始めたら、赤ちゃんがぐずり始めたり・・・
そんな中、突然暗くなってきて、急いで灯りをつけなければならないタイミングがあります。
LEDランタンがマストアイテムなのはもちろんですが、慣れるまではガソリンランタンなど燃料を使うタイプのランタンはオススメできません。
慌ただしさの中で燃料をこぼしてしまったり、熱を持つランタンで火傷してしまう可能性もあるし、液体燃料を誤飲してしまったら、それこそ救急車案件です。
最近のLEDランタンは光量が強く、メインランタンに引けを取らない商品や、灯りの色が真っ白でなく柔らかい印象のものもあります。
持ち運びもできるタイプだと、子どもが大きくなってLEDランタン以外を使えるようになってからも、トイレに行くとき用など、長く使えるので便利です。
マット・シュラフ
既に連結できるタイプのシングルサイズのマットを持っている場合、もう一つ買って、ダブルサイズにし、赤ちゃんと添い寝するのがおすすめです。
ダブルなど大きなサイズのマットは、収納サイズも大きく、畳むのも大変です。シングルであれば、子どもが大きくなって添い寝が必要なくなっても、各自使うことができます。
シュラフは、封筒型を持っている場合、ファスナーを開くと布団のようにかけて使うこともでき、寒くて赤ちゃんの上にもう1枚掛けたいときに便利です。
マミー型を持っている場合は、寒くても、封筒型のように、赤ちゃんの上にかけたりはできないので、代わりに毛布などを持っていくと安心です。
赤ちゃんは、おとなしく寝袋で寝てくれたりはしないのでw、家で使っている寝具を持っていくのがベストです。
夜は家の中よりも冷えるので、季節によっては外用のカバーオールやジャンプスーツを着せ、布団から出てしまっても寒くないようにしてあげるといいでしょう。
椅子・テーブル
特に新しいものを買う必要はありません。ただ、軽量の椅子やテーブルは、赤ちゃんがちょっと触っただけで倒れやすかったり、つかまり立ちや伝い歩きをし始めたときは、一緒に転倒する可能性があるので、注意が必要です。
また、赤ちゃんが座れるようになると、ベンチやローチェアに乗せておきたくなりますが、降りようとして落ちてしまったり、椅子ごと転んでしまったり、予測不能な動きをするので、危険です。
必ず支えられる距離にいるようにするか、降りられないようにするか、もしくは、安全に一人で降りられるようになるまでは、足がつかない高さの椅子には座らせないようにしたほうが安心です。
コンロ
キッチン台は子どもの手が届かない高さにし、ソロキャンプ用などの、五徳の小さなコンロは使わないほうがいいでしょう。
子どもがキッチン台を揺らしたり、ぶつかってしまったときに、五徳が小さいと安定しにくく、鍋が倒れやすく、危ないからです。
ファミリーキャンプギアの選び方
赤ちゃんキャンプのみならず、ファミリーキャンプにも通ずるギアの選び方は、こちらにまとめてありますので、ご参考ください▼
ランタン▶キャンプの夜を彩る、ランタン。まずは利便性で選ぶべし!
マット・シュラフ▶快適キャンプの第一歩、寝袋・マット選び
椅子・テーブル▶テーブル・椅子を選んで、くつろぎの空間を作ろう!
コンロ▶こだわる?手を抜く?まずは最小限から。キッチンづくり
次は・・・
キャンプギアが揃ったら、いよいよ赤ちゃんキャンプデビューです!
当日は、赤ちゃんはもちろん、体調が優れない家族が1人でもいる場合は、残念ですが、キャンプは中止にしましょう。
まずは、家族全員が、キャンプを楽しむことが最優先です。心身ともに万全な準備が整った上で、チャレンジしましょう。
ひとたびキャンプが始まったら、臨機応変に対応するのみです。家族にとって、何がベストかを考え、やる/やらないを決定しましょう。ハプニングが起こるのは当たり前です。それを家族で乗り越え、印象深いキャンプの思い出をつくりましょう。
では、いってらっしゃ~い!イッテラ━━━━━━ヽ(´∀`ヽ)━━━━━━ン!!!!