息子は生後3ヶ月でキャンプデビュー、3歳までに50泊以上を経験。娘は生後2ヶ月でキャンプデビュー、毎日山でお昼寝。そんな2人の子どもを抱えながら、赤ちゃんも安心!夜泣きOK「リスッコ・ファミリーキャンプ場」を作っている、森永ファミリーのママことエミリーが、自身の経験に基づき、赤ちゃんキャンプの完全マニュアルを作りました!
赤ちゃんをキャンプに連れて行く際に最も考えるべきことは、赤ちゃんに合わせた計画と装備です。
赤ちゃんに合わせた計画とは、①キャンプ場の選び方と②タイムスケジュールに大別することができます。
キャンプ場の選び方は、赤ちゃんならではの考え方や、おすすめのファミリーキャンプ場をこちらの記事で解説しています。
今回は、計画を立てる際の全体像となる、タイムスケジュールの立て方と、鉄板プランをご紹介します。
赤ちゃんとのお出かけでは、時間に余裕を持てるように、バッファを持たせるのが基本ですよね。
時間の余裕=心の余裕と言っても過言ではないので、ことさら移動時間が長く渋滞が読めなかったり、不測の事態が起こりうるキャンプにおいては重要になります。
ただ、時間に余裕をもたせすぎても、早く着きすぎてしまい、赤ちゃんと寒空の下、何時間も潰さなければならなくなってしまうので、ほどよい加減が大事です…ほどよいって初めての場合は一番むずかしいですよね^^;w
トライアンドエラーを繰り返して、少しずつ最適解を導き出すのが正攻法ですが、その前提となる考え方は、大きく2つあります。
赤ちゃんに合わせる
家で過ごしているタイムラインになるべく近づけて過ごすというのに尽きるため、基本的にご飯とねんねの時間を抑えておけば問題ありません。
お風呂は、プラスアルファとして考えます。1日くらい入らなくても死なないからですwww
赤ちゃんをお風呂に入れるには、いろいろと準備も手間もかかるし、家とは違う初めての浴場で1人で世話をするのは大変です。
どうしても赤ちゃんをお風呂に入れたい場合は、貸し切りの家族風呂が付いているキャンプ場を選んだり、チェックアウトの後に、近くのベビーバスがある温泉で入るなど、人手や時間に余裕を持てる環境で実行することをおすすめします。
自分が汗を洗い流したい場合は、大人のみがキャンプ場のシャワーを利用し、交代で赤ちゃんの面倒をみるのが一番現実的です。
ご飯の時間
赤ちゃんがまだ離乳食を始めていない場合
母乳の場合、車でもテントでもどこででもあげられます☆(`ゝω・´)v
ミルクも、粉ミルクを入れた哺乳瓶と、お湯を入れた水筒、赤ちゃんの純水を持っていれば、どこでもすぐにあげられます。
全量をお湯で作って水で冷やすのでなく、少量をお湯で溶いて、全量になるように赤ちゃんの純水で割ると、水道がない場所でも、すぐに適温のミルクが作れるので、夜中体を起こしたくないときにもおすすめです(๑•̀ㅂ•́)و✧
詳しくは、こちらの記事で解説しています。
キャンプでも!お出かけでも【ミルクの作り方】準備はお湯と水だけ?便利セットと冷まし方
赤ちゃんが離乳食を始めている場合
基本的にキャンプ場で離乳食をあげますが、チェックイン前後やチェックアウト前後の食事をデザインする必要があります。
赤ちゃんの月齢と離乳食の進み具合で変わりますが、午前食(8-10時)、午後食(11-14時)、おやつ、夕食の4つで定義できるかと思います。1泊の場合、おやつを除いて、5食分を考える必要があります。
(1)初日の午前食は、自宅や、道中車内かサービスエリアで済ませることが多いでしょう。
(2)初日の午後食は、道中車内かサービスエリア、大人の昼ごはんと時間を合わせて道中のレストランであげたり、キャンプ場についてからあげるのも手です。
(3)初日の夕食は、キャンプ場で、大人のご飯を作る前や作っている最中にあげることになるでしょう。
(4)最終日の午前食はキャンプ場で、(5)午後食は道中車内かサービスエリア、大人の昼ごはんと時間を合わせて道中のレストランであげたり、自宅であげることになると思います。
いずれにせよ、赤ちゃんのご飯の時間とあわせて大人も食事を済ませてしまうと、タイムスケジュールは立てやすくなります。
サービスエリアやレストランであげる場合は、自身の食べる時間やオムツ替えなども考慮し、移動時間+1時間みておくと安心です。
寝る時間
ファミリーキャンプ場の多くは、消灯時間を設定しています。
たいてい22時以降は、静かにするルールになっているので、隣で大騒ぎするパリピの声に、寝かしつけた赤ちゃんが起こされてしまうことを不安に思う必要はありません。
一方、消灯時間のないキャンプ場は、危険です。
富士山が湖越しに見える人気キャンプ場行ったときは、隣が外国人グループで、夜遅く朝早くから民族的な音楽を大音量でかけるは、夜中1時まで騒ぐは、電飾を消さずに寝るは、どんなに良い景色でも、二度と行かないと心に誓いました( ・`ω・´)
ただ、消灯時間があるキャンプ場でも、近くの花火大会が見えてキャーキャー騒ぐ子どもたちや、ラグビーの決勝戦に上がる歓声(家で観ろ!!w)など、季節性のイベントによる騒音の被害を受けることはあります(;´∀`)
せっかく寝かしつけたのに、起きちゃって泣き止まなくなったらどうしてくれるんだ!?と気が気でないのは親だけで、キャンプ場が楽しすぎて疲れたのか、赤ちゃんが起きちゃったことはほとんどありませんwww
逆に、気になる夜泣きですが、これもファミリーキャンプ場を選ぶことで比較的対策できます。
詳しくは、こちらの記事で解説しています。
コテージはダメ?【赤ちゃんキャンプの計画】①キャンプ場の選び方
キャンプ場の条件に合わせる
キャンプ場のチェックイン・チェックアウトの時間は絶対なので、そこから逆算します。
チェックインは、11時、12時、14時、チェックアウトは、11時以前、12時以降のキャンプ場がほとんどなので、それぞれの対策をご紹介します。
11時よりも前のチェックイン
キャンプ場の滞在時間が長く取れるので、おすすめです。
出発時間は早くなりますが、テントでお昼寝ができたり、万が一、忘れ物をしても買いに行く時間もあるほど余裕を持てるので、はじめての赤ちゃんキャンプでも安心です。
着いてすぐに設営をして、キャンプ場でお昼ごはんを食べ、午後は自由に過ごすことができます。
設営に慣れていない場合は、お昼ごはんを調理せずにすぐに食べられるお弁当や軽食を持っていくと、お腹が減ってイライラして喧嘩することも防ぐことができますw
12時チェックイン
キャンプ場に着いてすぐにお昼ごはんを食べることが多いと思います。
お昼ごはんはお弁当や軽食を持っていくと、椅子とテーブルを出すだけで簡単に食事を済ませられるのでおすすめです。
火を使う料理は、キッチン台をどこにするかなど、テントを立てる前に決めるのは難しかったり、作るのが大変だと、食べ終わってこれから設営…という気が起きにくくなります(o゚ω゚)
14時チェックイン
お昼ごはんは道中で済ませて、着いてすぐに設営します。
設営に慣れていないと、2-3時間かかってしまって、終わったらすぐに夜ご飯の準備をしなければならなかったり、季節によっては、暗くなってきてしまうので、あまりゆっくりできません。
11時よりも前のチェックアウト
しんどいのでおすすめしません。
朝早起きをすればいいのですが、慣れない撤収で3時間かかるかもしれないし、赤ちゃんの朝寝やぐずり、自身の疲れなどを加味すると、終わりの時間が早いのは焦ります。
終わりよければ全てよしという言葉もあるように、最後まで楽しいキャンプにするために、撤収で揉めて嫌な思い出にならないためにも、時間に余裕を、心にゆとりを!
12時よりも後のチェックアウト
おすすめです。
早く終われば早く出ることもできます。
鉄板プラン(3回食)
移動は2時間程度が無理ない範囲かと思います。
息子は乗り物大好きで、よく寝れる子だったので、赤ちゃんのときのほうが長時間乗れましたが、イヤイヤ期が近づくにつれて、お気に入りの動画を見せていても、動きたいと怒るように…
移動時間が2時間であれば、1時間乗って、サービスエリアで1時間走らせて、もう1時間乗って・・・で、活発なお子さんでも、どうにか間が持つのではないでしょうか。
初日
7:00 家出発・移動(1時間のバッファあり;8時になってもOK)
8:00 サービスエリア到着・朝食(所要1時間)
10:00 サービスエリア出発・移動
11:00 【チェックイン】キャンプ場到着・設営(移動時間は実質2時間)
12:00 昼食(1時間のバッファあり;13時になってもOK)
13:00 お昼寝(1時間のバッファあり;14時になってもOK)
15:00 探検・おやつ
16:00 焚き火準備(薪割り、火起こし)
17:00 夕食準備
18:00 夕食
20:00 寝かしつけ
21:00 大人の時間
23:00 就寝
最終日
7:00 起床
8:00 朝食
9:00 撤収(朝寝が必要な場合はベビーカーかチャイルドシートで)
12:00 【チェックアウト】キャンプ場出発・移動
13:00 昼食
14:00 出発・移動(お昼寝)
16:00 家到着
一度鉄板プランができると、どんなキャンプでも移動時間を変えるくらいで応用でき、計画づくりがとても楽になります!!
この我が家の鉄板プランをもとに、ご自身の都合に合わせて変えてみて、問題が出たら改善して、実施して・・・これを繰り返して、是非ご自身の鉄板プランを作ってみてください~
次は・・・
タイムスケジュールが決まったら、いよいよ!装備を揃えましょう。