ストーブはいらない!冬キャンプ初心者でもデビューしやすい、防寒・暖房の究極アイテムと最強の使い方 

ファミリーキャンプノウハウ赤ちゃんキャンプ

キャンプブームで、冬キャンプする人が増え、巷では多くの記事やインスタグラマーが、キャンプ用の暖房器具を売ろうとしています😅(他意はありませんw)

もちろん、それらを買って冬キャンプに挑戦することは止めません。

ただ、その効果的な使い方や、実際の気温をふまえた対策の仕方を知らないと「この暖房があるからどうにかなる!」ではどうにもならないことも😱

逆に積載などの都合で石油ストーブが買えないからという理由だけで、諦めてしまってはいませんか?

実際に、何が・どこが寒いのか、何をどう使えば解消されるのか、イメージしてもらえるような解説を心がけます😉

冬キャンプとは、なんぞや?

そもそも冬キャンプの定義から、確認しましょう。

冬キャンプは、概ね12月~3月までですが、ここでは、予想最低気温が0~5℃と定義します。

そして、キャンプ場の標高など立地条件で体感温度が下がる可能性があるので、予想最低気温-5℃(つまり、-5~0℃)を覚悟して装備しなければなりません。

氷点下!!となると、ちょっとその特異さを感じてきたでしょうか?😂

また、3月は気持ち的にはもう春かもしれませんが、結局夜何度まで冷え込む可能性があるのか、ということで話がかわります。

実際に、3月31日に群馬県の渋川市の山の麓のキャンプ場に行って、朝起きたら一面真っ白の積雪。昨日いた人たちは寒さに耐えかねて誰一人いなかった、という事態に遭遇したこともあります😲

そして我々は、予報にもない雪で、当然ノーマルタイヤだったので、雪が溶けることを祈り、まだ雪残る道を恐る恐る帰ったのであった・・・

季節外れの雪が桜の花に積もるキャンプ場

暖房器具の神アイテムは…【ホカペ】

結論

冬キャンプも、ホットカーペットしか勝たん!!

⚠1歳未満のこどものホットカーペット使用は危険です。衣類内熱中症や突然死の可能性があるので、絶対に使用しないでください!!

(1歳未満の防寒対策はこちら▶https://risukko-family.camp/archives/677

(1歳未満でどうしてもホットカーペットを使用しなければならない場合の注意点▶https://risukko-family.camp/archives/616

冬キャンプ【も】ってことは…そうです、秋キャンプもホカペでした😅

やはり、その理由は、安全性。

電源サイトで+1,000円~2,000円払えば、電気が使える。

石油や薪などと違って、一酸化炭素中毒の危険性や、火傷の恐れ、燃料の引火性などを一切考える必要がないってだけで、ファミキャンにおいて右に出るものはありません!!

また、価格面でも、冬用のシュラフを人数分揃えるよりも、圧倒的に安く、そして積載面でも、最もコンパクトな暖房器具と言っても過言ではないのではないでしょうか!?👍

様々な暖房アイテムの特徴・メリット・デメリットに関しては、秋キャンプの記事をご参考ください。

今回は、ホットカーペットをどう使えば、冬キャンプでも快適に過ごせるのかを中心に解説します。

【ココ、重要!】秋冬の防寒対策の方程式

「え、ホカペだけじゃ絶対寒いよ!」

はい。たしかに、ホカペだけで十分かと言われれば、違います。

なんなら我が家は、かなりの確率で薪ストーブ持っていきます…だって、暖かいんだもん!!←w

ただ、雪中キャンプ(降雪の中でのキャンプ)をホットカーペットと石油ストーブだけで過ごしたこともあります。

帽子・アウター・アルティメット上下・スノーブーツ(椅子がメッシュなのでお尻が寒い)


要は、キャンプスタイルなどの工夫でいかようにでもなる❣むしろ、その工夫・考え方が大事なのです(๑•̀ㅁ•́๑)✧

まず、キャンプで暖を取る場所は2か所です。

1.寝室

2.リビング

そして、寝室で対策が必要になるのは、

a.底冷え

b.空間

一方、リビングに関しては、

a.外に作る

b.中に作る(2ルームテントでおこもり)

で、暖の取り方が変わります。

ここで、先に結論をば!

1.寝室

 a.底冷え ▶ホットカーペット

 b.空間 ▶ポップアップテント

2.リビング

 a.外に作る ▶いろいろ頑張って、寒くなったら寝る!!

とにかく、暖かい寝床を作り、寒くなったら、寝てしまう!作戦

1.寝室


外にいるための防寒着とシュラフや毛布があれば、ホットカーペットで寝れないわけがありません。極寒の冬山に行くなら別ですが😅

それでも、5℃を切ってくると、空間を温めないと、冷気にさらされている部分が痛い!夜中、寝袋から出ている顔が痛くて寝れない!という事態が起こるので、「ポップアップテント」で空間を暖めます。

え?暖められないよ。とお思いかと思いますが、人間の呼気って暖かいんです❣

それをテントよりさらに小さいポップアップテントに集め、漏らさないようにするだけで、翌朝には結露まみれ😲(要は、外のテント内より格段に暖かいということ)

設営も簡単で、夏は眩しさによる子供の早起き防止のために使っていた遮光テントが、めっちゃいい仕事をしてくれます😍

幅は1mなので、シングルベット1枚分。マットはどうにか2枚入り、ママとこどもがギリ寝られるサイズ。

我が家は夏も冬も、必ずキャンプに持っていく必需品なので、コスパはめちゃくちゃいいです👍嘘だと思って一度試してみて~


ちなみに、この前提となる防寒・保温の基礎知識や、正しいホットカーペットの使い方は、こちらを確認してください。

2.リビング

え?外寒いじゃん!と思いますよね…えぇ、寒くないわけはありません。

ただ、我々には強い味方がいる「焚き火」🔥

きちんと大きめサイズ(3人家族ならM、それ以上ならL)の焚き火台で、なるべく台が低いものを選べば、焚き火の周りは十分暖がとれます。

【追記】
焚き火とあわせて、ウィンドスクリーンを使うと、格段に暖かさが上がります!詳細はこちら▼


逆に、リビングを中に作る場合は、焚き火ができなくなるので、ストーブが必要になります。一酸化炭素中毒の危険性や、火傷の恐れ、燃料の引火性を考慮したり、管理や万が一動かなかったときの対策などを考える必要もあり、その割には、空間が大きいので、そこまで温かくなりません。

薪ストーブをガンガン燃やしまくれば半袖になれるレベルに暑くできますが、外気との温度差が逆にしんどかったり、薪の費用も計り知れません💸

石油はどうしても燃料の残量が気になるし、電気系は、現代の高気密住宅を前提に作られているので、大自然の前には無力です😂

レンタルができるキャンプ場もありますが、初めて使う機器には何かとトラブルがつきものです。

夕飯を早めに済ませ、ほとんどのキャンパーが慣れている焚き火と防寒着や防寒アイテムでどうにかやり過ごし、寒くなったら寝てしまうのがベストです✨

冬はあたりが暗くなるのも早いので、夕飯の支度も早いに越したことはありません。

温かいご飯を食べて、暖まった体が冷え切る前に寝て、朝早く起きて焚き火を楽しむのはいかがでしょう?

夜は体が冷えると外気温も下がっているので寝れなくなりますが、朝は体が活動的になり、外気温も上がっていくので、同じ寒さでも耐えられる度合いが全然違うんです💡

ただ、焚き火だけでは心配という気持ちもわかります…そこで、冷えるとお腹を壊して何度トイレに駆け込んだか知れない私がたどり着いた究極の防寒アイテムをご紹介します( ´∀`)bグッ!

冬キャンプ初心者の頃。毛布だけではお尻と太ももが寒すぎた。痩我慢の作り笑顔w

【冷たい!痛い!!から体を守る】究極の防寒アイテム

秋キャンプと冬キャンプの大きな違いは「寒い」以上に「冷たい」「痛い」という体感が出てくる点です😱

それぞれ「冷たい」「痛い」体の部位と、その対策となるアイテムをご紹介します。

1.寝室

寝るときはアウターは脱いで、可能であればフリースも脱げるといいでしょう。

布団から出たらフリース、テントから出るときにアウターを着ると、体感の温度差を最小限にすることができます。

顔▶ポップアップテント

お腹・背中・内臓▶湯たんぽ


寝ているときに、顔が痛いって味わったことがありますか?😂

寝室では、基本的には体はホットカーペットの上、布団(寝袋)の中なので、温かいものとします😅

すると、布団から出る頭や顔をいかに守るか。

大人であれば、布団に潜るというだけで十分なのですが(前述、呼気って暖かい❕)、赤ちゃんは窒息が怖いですし、こどもはただでさえ布団から出がちなので、空間を暖めるに越したことはありません。

それも、前述のポップアップテントで結構どうにかなります❣

あとは、布団に入った際にすでに体が冷えていると、なかなか温まらず寝付けないことも。

そのまま冷えたまま寝てしまうと、寝起きと同時にトイレに駆け込むことになる可能性があるので、内臓は温めてから寝ると良いでしょう。

私は、新婚旅行先のクリスマスマーケットで買ったシリコン製の湯たんぽに、焚き火で沸かしたお湯を入れて使っています。

私は夫婦でお揃いで買った1L×2個を搾取して使っていますが😋、今は大きいサイズもあるようです。中華製で安いものもあるので、クチコミで水漏れさえしなければ購入もアリかなと思います👍

2.リビング(外)

上記の通りリビングを外に作ると、暖房は焚き火だけ…

焚き火で暖をとったことがある皆さんはご存知の通り、火って当たってない部分がキンキンに冷えるんです((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

とりわけ、皮下脂肪の多いお尻・太ももは冷えやすく、内臓も冷えるとお腹を壊すので注意が必要です。

頭・耳▶帽子

首▶ネックウォーマー(マフラーは焚き火臭くなるのでオススメしない)

指先▶焚き火、ポケットの中、カイロ(手袋はなんだかんだ邪魔になる)

背中・腰▶貼るカイロ、湯たんぽ

お尻・太もも▶服、毛布

つま先▶焚き火、靴、カイロ

「首を暖めるだけで体感温度が1℃上がる」「5つの首は冷やしちゃいけない(首・両手首・両足首)」と言われるほど大事な首は、マフラーでぐるぐる巻にしたいところですが、焚き火の匂いがつく面積は最小限にしたいので、ネックウォーマーがオススメ😉

また、かぶるタイプで首にピッタリする方が暖かいのですが、脱着が面倒だったり髪や顔が擦られるので、嫌な場合は、スナップなどでつけられるものもあります。

そして、大事な下半身!火の熱は上に行き、冷気は下から上がってくるので、地面に近い部位こそ対策が必要です。

まず、は、スノーブーツ一択と思われがちですが、私は焚き火に近づけ過ぎて、火の粉が飛んで小さな穴が空いてしまったことが…😭

そして、どんなに高性能なスノーブーツも、発熱するわけではないので、カイロに勝るものはありません😅

ただ、私はOL時代、パンプスでカイロを使って(しかもストッキングの中に入れてしまって)足の裏を火傷したことがあるので、つま先立ちで早歩きするシーンなどでは注意が必要です←どんなキャンプ?😂

次に、大事なのがお尻と太もも。特に、通気性の良いメッシュの部分が多く座面の低い椅子に座る場合、座っていられなくなります😱

ぶっちゃけ、これも発熱する電気毛布を椅子に敷くに越したことはないのですが、キャンプ場の電源の容量(10A1000wが多い)と、ホットカーペットの消費電力(700wが多い)+スマホの充電(高速充電3A)の都合で使えない場合もあると思います。

そこで、私がたどり着いた究極の神アイテム「エアロストレッチアルティメットパンツ」

エアロストレッチアルティメットパンツ – ワークマン

「着る寝袋」として発売された通り、これで、だいぶ余裕こけますw

ただ、注意としては、絶対に動いてはいけないwww

これを履いたまま少し歩くだけで、暑すぎて汗ビッショビショ。からの冷えてキンッキンになります。

動かないと決め込んだら、普通の暖かいズボンの上から履いておき、動く前にはすぐに脱ぐというのが鉄則です⚠

そして、最後に背中・腰

これも、発熱ベストなどが最近は流行っていますが、値段が少し高かったり、バッテリーの充電が心配・忘れがちなので、先程のパンツの上着版のこちら。

エアロストレッチアルティメットフーデッドパーカー – ワークマン


上下「アルティメット(究極)」でプクプク、どや( ・´ー・`)って感じではありますが、一点だけ❗

ちょっと動くだけで、上着の裾のゴム部分がズリ上がってきてしまって、背中のアルティメットシールドwに隙間が空いてしまうのです😨

寒いと人間は内臓を守ろうと、自然と体を前に丸めがちになるので、尚更背中・腰が無防備に晒されがち。

そこにカイロを貼るのもいいですが、オススメは前述の湯たんぽ💡

せっかく持っていくので、使い倒しましょ(๑•̀ㅂ•́)و✧

焚き火で沸かしたお湯を入れて、クッション代わりに背中に入れて座ると、丸めて縮こまった体もホッとしますε-(´∀`*)ホッ

寝る前に、アッツアツのお湯に入れ替えるのを忘れずに~

まとめ【冬キャンプデビューで購入すべきもの】

冬は暖房器具に何万円もかかるから…
ストーブは積載量で無理だから…
と諦めずとも、なるべく安く、賢く冬キャンプデビューできるアイテムと使い方をご紹介しました。

以下に、必須のアイテムと金額をまとめました。

電源サイト:1泊1,000円~
延長コード10m:1,500円~
ホットカーペット3畳用(4人家族):7,000円~【家でも使える❣】
ポップアップテント:8,500円~【一年中使える❣❣】
湯たんぽ:1,000円~【家でも使える❣】
カイロ:100円~【家でも使える❣】


寝袋や毛布、ホットカーペットと延長コードはレンタルできるキャンプ場もあるので、まずは寒めの秋から、少しずつ慣れていくことをオススメします。

追加で、以下も・・・❤

寒がりさんに試してみてほしい!マジで世界変わるから!!

エアロストレッチアルティメット上下:7,500円

アルティメット上下着るとパンパンで、トイレの鏡に写った姿がおもろくなってパシャリw今思うと、なんでつなぎ着てるん?www