キャンプへ行こう!

ファミリーキャンプノウハウ

「キャンプって面白そうだなー」とふと思った方。このページでキャンプの概要や様々なスタイルを見つけて、実際にキャンプに行くってこういうことか!ってイメージを膨らませてみてくださいね。

キャンプのスタイルを知る

皆さんは「キャンプ」というと、山の中でテントを張って寝泊まりするスタイルを一番最初にイメージしますよね。でも昨今のグランピングに代表されるように、キャンプのやり方は幅が広くなってきて、テントを立てる必要がなかったり、温泉がついているところもあります。

スタイル① キャンプ

最初に紹介するのは、ザ・キャンプスタイルです。
車やバイクはもちろん、人によってはザックに全ての道具を詰めて公共交通機関で行っている方もいらっしゃいます。
近くに車両を止めて、そこから道具を抱えてキャンプサイトに移動し、テントを設営していくスタイルです。

  • 2000円〜5000円/一泊
  • 自治体が整備しているキャンプ場が多く、トイレ等の設備が汚いところも多いので事前に注意が必要。
  • キャンプサイトの周りに車両がないため、より自然を満喫することができるスタイルです。

  • 道具を抱えてキャンプサイトまで移動する必要があるので、大型のテントや道具を運ぶのは骨が折れます。
  • 比較的整備されていないキャンプ場が多く、たくさん虫が出たりします。

スタイル② オートキャンプ

一般的に日本でキャンプというと、オートキャンプを指していることが多く、たくさんの方が楽しんでいるスタイルです。
キャンプサイトに車を横付けして、車両の横にテントを立ててキャンプをします。

  • 3500円〜10,000円/一泊
  • 設備が整っているところが多い。
  • シーズンには予約が取れないという状況になり、シーズン料金で1.5倍程度に値上げされる。
  • テントサイトに車を横付けできるため、大型のテントや道具を楽に使うことができます。
  • 貴重品を車に置いて置くことができます。
  • 急な天候の変化や子供の夜泣きのときなど、パッと避難ができます。

  • テントの横に車があるため、どうしても景観に車が入ってしまい、自然だけの環境ではなくなります。
  • 車道が整備されるため、キャンプ場の自然度は下がり、広場のようなキャンプ場が多い傾向があります。

スタイル③ グランピング

最近沢山のキャンプ場で採用されているスタイルです。
既に設営されている常設のテントや寝具も全て準備されており、ホテルのような感覚でキャンプを楽しむことができるスタイルです。

  • 25,000円〜50,000円/一泊
  • おしゃれなところが多く、設備もキレイなところが多い。
  • 煩わしい設営を一切しなくて良いため、遊びの時間を多く確保できる。
  • 事前の準備も通常の旅行と同じになるため、家で準備をしたり、道具を買い揃える必要がない。
  • 用意されている道具を使うため、おしゃれな道具を使える。

  • キャンプの設営や準備は楽しめない。
  • 遊び場が用意されていないキャンプ場の場合、子供が手持ち無沙汰になりやすい。
  • 野外での宿泊であることは変わらないため、虫や気温に注意が必要。

スタイル④ キャビン・バンガロー

テントを立てる代わりに、小屋に宿泊をするスタイルです。
後述のコテージと違い、あくまで小屋なので中には二段ベッドだけ設置されていることが多く、寝具自体は自分で持ち込む必要があります。

  • 8,000円〜15,000円/一泊
  • 多くのキャンプ場に設置されていて、人気なのでシーズンは予約を早めにしておく必要がある。
  • テントを立てる手間がなくなり、雨天時に楽にキャンプができる。
  • ウッドデッキが併設されていることが多く、道具を汚さずに楽しめる。

  • 簡易的なものが多いので、思っている以上に小屋。
  • 寝具や家具はないので、ほぼキャンプ同様の準備が必要。
  • 断熱性が低いので結構底冷えする。

スタイル⑤ コテージ

キャビンと同じく、小屋に宿泊をするスタイルです。
前述のキャビンと違い、コテージは別荘という意味合いがあるため、寝具、トイレやお風呂、キッチンがあるのがコテージと定義されています。

  • 15,000円〜50,000円/一泊
  • あまりコテージを設置しているキャンプ場は多くなく、予約に注意。
  • 煩わしい設営を一切しなくても、全て揃っているためやりたいことがすぐにできます。
  • 施設のクオリティも高いことが多く、快適なキャンプを送ることができます。

  • キャンプの設営や準備は楽しめない。
  • 遊び場が用意されていないキャンプ場の場合、子供が手持ち無沙汰になりやすい。
  • 充実した施設のため、宿泊料金が高く設定されていることが多い。

スタイル⑥ キャンピングカー

キャンピングカーは、ベッドやトイレ、シャワーなど小さな家と同じ設備のある車です。
様々なタイプがあり、海外では家として使っている方もいらっしゃいます。
写真のようなキャブコンは1000万円以上するものがほとんどですが、最近はレンタカーとして借りられるようになっており、気軽に試せるようになりました。

  • 購入 500万円〜/台
  • レンタル 20,000円〜/泊
  • 軽キャンパーという軽自動車で寝泊まりができるようなものも出ているが、フルスペックのキャンピングカーはやはり高額。
  • 椅子とテーブルを車から出したら即キャンプができる。
  • キャンプ場に行く移動中もプライベートスペースが確保される。
  • トイレ、シャワー、炊事場などが使えるためキャンプ場を移動する必要がない。
  • 野宿しやすい。

  • 購入費、維持費が高額になる。
  • 車両が大きいため、通れる道やキャンプ場もキャンピングカー対応のところしか選べない。
  • 夜間にヒーターやエンジンをかけると、周囲に迷惑になる。

どのスタイル?

一言にキャンプといっても、多くのスタイルがあります。どれを選べば・・・?となりますよね。
そこでいくつか選び方を紹介します!

とにかくギアが好き!

オートキャンプがおすすめ!
オートキャンプであれば、ギアを沢山車に積み込んでも横付けできるので、好きなギアを沢山使うことができます。

子供に泥だらけで、とにかく自然を楽しんでほしい!

オートキャンプがおすすめ!
キャンプスタイルは自然を満喫できる一方で、子連れだと道具を運んで準備が大変になります。
一方でグランピングやキャビン・コテージだと整備されているキャンプ場が多く、泥だらけで遊べるほどの自然はあまりないかもしれません。
オートキャンプでは、子連れでも荷物を運びやすく、キャンプ場選びで林間キャンプ場を選んだりすることで自然も多く残されている環境でキャンプを楽しめます。

普通の旅行の感覚で楽しみたい!

コテージがおすすめ!
コテージスタイルであれば、寝具やトイレなど設備が整っているため、ほとんどホテルに泊まる感覚で準備や実際のキャンプが楽しめます。

いろんなところを旅したい!

キャンピングカーがおすすめ!
初期費用は高いのですが、キャンピングカーであれば道の駅に泊まったり、海水浴場の横に泊まったりと宿泊地の自由度を最大限高くすることができます。

大変な準備は避けてキャンプを楽しみたい。

グランピングがおすすめ!
グランピングは普通のキャンプと同じくテントに泊まりますが、全て設営されているので所謂キャンプの大変な準備と設営、撤収がなくなるので、初心者でも気軽にテント泊を楽しむことができます。

まとめ

ここまで6つのキャンプスタイルを紹介しました。
自身のスキルと、キャンプでやりたいことを考えてどのスタイルでキャンプをするのか考えることが大事です。

初心者で子供と思い出を作りたいのであれば、グランピングやキャビン。
設営まで含めて楽しみたいのであれば、オートキャンプやキャンプ。
などなど。

ちなみに我が家の場合は、

・パパがギアが好き。
・とにかく沢山旅行できるようにして、沢山家族の思い出を作りたい。

という2つのポイントがあったので、オートキャンプ一択でしたよ。

みなさんも自分に合ったスタイルを見つけてみましょう。